特産品をお料理として出す難しさ
これまで、山形県、島根県、鹿児島県の特産を産地応援として出して、思ったことがあります。
それは、同じ特産でも、「懐かしさ」を提供するのと、「珍しさ・おいしさ」 を提供するのでは料理の出し方がまったく違うということです。
「懐かしさ」の場合は、レシピ通りに作っても、食べたことのない人にとっては、「おいしい」とは限らず、「懐かしさ」が「おいしい」に繋がることの方が多いように思います。
だから、本当に「懐かしさ」を提供したいときには、元々食べていたお料理そのままの味と形でなければなりませんから、それを知らない人にはなかなか作れないのですね。
逆に、「珍しさ・おいしさ」を提供する場合は、料理人の腕次第というところがありますから、「懐かしさ」に振り回されることなく、オリジナルなお料理ができます。
この間、鹿児島に行ったとき、鹿児島の人が懐かしいと思うよということで「がねん天ぷら」というのを聞いて料理人に作ってもらいました。素材はどこでも手に入るような、さつまいも、にんじん、卵、小麦粉、塩、砂糖などだったせいでしょうか、出来上がりが、どうみても「これのどこが鹿児島なんだろ?」と思うような、普通の家庭の味なのでした。
もちろん、サイトで「がねん天ぷら」を検索して、家庭毎に違うというレシピを数種類やってみたけれど、同じでした。素材そのものが、どこにもない「特産」の場合は、特産とわかりやすいけれど、料理法で「特産」を表現するのは難しいですね。結局、がねん天ぷらは諦めたのでした。
なみへいは、毎週どこかの地域の特産品を提供していますが、まだ始まったばかりなので、素材そのものが特産品とわかるもので、かつ、素人でも出せるものを今は、選んでいます。
そうなると、結局、切るだけ、焼くだけ、揚げるだけ、という加工品が多く、料理が必要なものは、現地で料理をして送ってもらうということになります。
でも、それだと、日持ちがしないので、送料もかかるし手間もかかります。
だから、なかなか実現できませんし、「満足」の域まで行き着けません。
ここの部分は、まだまだ課題です。なんとか、納得できるところまでしくみか、またはネットワークを創りたいと思っています。
でね、素人さんでかまわないので、ボランティアで、自分の故郷の料理を作りたい、作らせて!っていう人がいましたら、是非ご一報くださいネ。
「珍しさ・おいしさ」の提供に関しては、これから少しずつ、料理人と相談して、地方の素材を活かすおいしい料理作りにチャレンジしていきたいと思っています。
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