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2013年8月23日 (金)

メルマガ配信-編集後記

8月のメルマガです。

編集後記、お客様、読んでくださっているんだなーと思いました。

一番下まで行ってチョーダイ!(^o^)

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東京から故郷おこしの飲食店「なみへい」が配信する8月号
   http://www.namihei5963.com/index.shtml
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今朝、瀬戸内寂聴さんがTVで話していました。

 「講話はお坊さんの義務でやっていますから楽しくはないですけど、
  小説を書くことは快楽です」と。

 すごいなーと思いました。本当にすごい、寂静さん。
 快楽だから、400冊以上もの小説を書き続けることができるの!?

 凡人は、しばらくすればきっとこの感動さえ忘れてしまうと思うけれ
 ど、まだ衝撃が残っています。

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▼9月の特集は福岡県筑後地域です!

   筑後地域って、福岡県の南西部に位置する9市3町からなる
   地域のことを言うそうです。ご存知でしたか?
   久留米市を特集する予定でいましたが、筑後地域に広げて、
   食材と物販を集めることにしました。
   福岡というと、松田聖子ちゃんやチェッカーズの出身地という
   のは知っていましたが、ブリヂストン発祥の地であるとか、
   東芝創業者の一人、田中久重、三越百貨店の創業者、日比翁助
   の出身地でもあるそうで、知らなかったです。

そんな筑後からの食材を使った主なメニューはこちらです。
     ・博多一番鶏使用の「ガメ煮」
     ・越後風「もつ鍋」 ※あっさりしていてコクがある!
     ・金賞受賞のみやま米「にこまる」
     ・白い麺を使ったサラダ  等々

他にも、入荷次第でコース料理のどこかに筑後産のものが入ります。
http://www.namihei5963.com/namihei-board/list23.html

もちろん、日本酒もすでに入荷し、上記メニューのところにアップ
しました。福岡って、焼酎かと思ったら、日本酒の地であるらしいです。
日本酒は、地元の日本酒を含めて9~10種類位の中から、3種飲み比べ
(1000円)が出来ますので、日本酒好きな方にはお勧めです。

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【今後のイベント】
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▼9月28日(土) 筑後ファン作り交流会
 出身者の方だけでなく、筑後の食材や人を通してファンを増やす
 ための交流会です!
 関係者の方もたくさんいらっしゃいますので、お1人での参加も大丈夫!
http://www.namihei5963.com/namihei-board/detail.cgi?sheet=hp3&no=1405

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【8月のご報告】長野県木祖村の日 栗屋村長さんを囲んで
http://kawano-mariko.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-9858.html

8月木祖村特集の鍋は、2種類の中から選んでいただいています。
1つは、鶏つくね鍋(木祖村のやぶはら高原、しゃきしゃき夏の白菜入り)
もう1つは、先月好評で、リクエストの多かったうに鍋
            (うに鍋にもやぶ原高原白菜沢山入っています)
木祖村特集は、8/26(月)~8/29(木)までのご予約が可能です。
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【今後の特集地域予定】11月からは2地域連携になります。

10月 愛媛県西予市
11月 北海道松前町 & さつま有志の会
12月 北海道礼文島 & 利尻島 & 奥尻島
   1月 青森県おいらせ町/1地域募集中
   2月 岩手県一関市
 3月 未定
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なみへいの事務員パート&ホールスタッフ募集
http://www.namihei5963.com/namihei-board/detail.cgi?sheet=hp1&no=1325

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◆【編集後記】おすそわけと地域コミュニティ
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津軽の実家は、私が小さい時、とっても小さいお店をやっていました。
山の麓の店だったので、畑や田んぼに行く農家の人たちが、昼間のご飯のおかずを買うのに立ち寄って、山や畑に向かいました。
近所のばあちゃんたちは、若夫婦が働きにでるので、晩御飯のしたくを担当していて、お金がない時は、お米をもってきて物々交換のようなこともしていたし。我が家も、お米は買っていたので、上手い具合でした。
近所の人たちは、みんな庭や畑や山に、スイカやなす、トマト、とうもろこしなどを植えていて、余るものだから、よくおすそわけとして、手籠一杯葡萄をもらったり、スイカなどは、毎年、座敷に3つも4つもゴロンゴロンと転がっていたので買ったこともなかった。
母は、豆腐1丁で、1時間も喋っていくおばあさんの相手を、嫌がりもせず、話し相手になっていた。
そう言えば、弟が4才位のとき、近所のキャベツ畑のキャベツを、カマで刈ってしまって怒られて、家の外の柱にしばりつけられたことがあった。助けに行くと怒られると思って、シュンとしていた私まで、なんで助けにいかないんだ!と怒られたことがあった。
大声で泣いていた弟は、キャベツ畑のとうちゃんが走って来て、いいからもう勘弁してやってくれと言って許してもらった。

おすそわけの野菜は、形は変形しているけれど、取ったばかりだから、新鮮なのは当たり前だった。誰が作ったものかということだって、わからないはずはないし、その当時は、それが当り前だったから、特別に感動するわけでもなく、普通においしく食べていた。
野菜がおいしいのは特別なことではなくて、そういうものだった。

木祖村のとうもろこしがおいしかったので、お盆休みの前日、残った分を買って帰った。姉におすそわけをして、東京の人は上品だから、1本とかは食べないんだろうなぁ、私らは、昔はいっぺんに3本位は食べてたっけな~とそんな昔のことも思い出したりしていた。

農業は、地域コミュニティの維持に重要な役割を果たしていると思う。
郷土料理だって、地元の食材と郷土の歴史から生まれたレシピと作り手とそして食べる人がいなければ、そのうちに姿を消してしまうかもしれない。食文化も引き継げない。だから、私は、郷土料理にこだわりたいし、食べる人をどうにかして増やせないものかと思うのだ。

農業がお金にならないから、農業を継ぐ人がいなくなり、高齢化したじいちゃん、ばあちゃんが亡くなったら、地域は過疎化していく。少しでも故郷の農業漁業に現金を! という単純な想いでやってきたけれど、メールもやらない、商取引もできない老いた農家さんのため
に、一生懸命意見を言ったりアドバイスをすることの無意味さと、どこにこの力を向けていけばよいのだろうと、時々思う。

産業としての農業を目指していくであろうTPPと、おすそわけの中にある、地域コミュニティの前途を想う気持ちとが交差している。
TPPはジャンプする前にしゃがむ姿だと思って、見守るしかないのかなぁ。

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