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2017年3月 4日 (土)

お客様の「楽しみにしています」に改めて意識を!

3月2日のカンブリア宮殿をみて思ったこと。
番組内容はこちら http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
人は、みんなその人のスタンスで物事をみるから、同じものをみても、感じ方が違うのは当たり前です。
だからこそ、他の人の価値観を受け入れようという話になるのですよね。

で、先週のカンブリアは、普通の人は多分、この御手洗さんが、震災直後にブータンから戻ってきて、気仙沼に住んで、今の「気仙沼ニット」を立ち上げて、初年度から黒字を出しているという、彼女の素晴らしさに注目すると思う。私もそう思う。
それでも、あえて、飲食店のオーナーとしての立場ですごく思ったことは、そのことではなくて、1枚15万円のセーターを、今200人の人が待っていて、やっと自分の番ができてきて、気仙沼にうけとりに来た人が言っていた言葉。
「とっても楽しみにしていました」と。このせりふに、気持ちがとまってしまいました。


ごく平凡なセリフです。スーと流れてもおかしくないセリフに、今の私はハッとしました。

なみへいに予約をくださって、とっても楽しみにしています、と書いてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
スタッフとすれば、「楽しみにしています」という一言は、日常茶飯事ですし、いつもの言葉どおり、こちらも楽しみにしていますと、返す訳だけれど、本当に、その方が楽しみにして来てくださる気持ちを、しっかり受け止めて、当日、喜んでお迎えできているだろうか、そんなことを、最近特に思っていたのでした。
先日も、山形からわざわざなみへいに来てくださった方が、「ずっと行ってみたかったんです。いつかきっとと思って、多分6年も7年も経ってしまいましたが、やっとこれました。とっても楽しみにしていました。」と。

「とっても楽しみにしていました」、「とっても楽しみにしています」というこの言葉の重さを、今もう一度、しっかり受け止めようと、サービス業の基本に立ち返らないとと、とっても強く、思ったご来店と番組でした。

笑顔で迎えて、お客様に寄り添って、この時間を絶対的に喜んでもらおうというプロとしての気概。

なくなるお店が多いなかで、奇跡的にまだ続いているこんな隠れ家の小さななみへいに、あぁ、またこの方がご来店くださったということに対する、心からの感謝を、スタッフ全員で感じよう、感謝しようと、つくづく思ったのでした。


なみへいは、Dまかないと言って、私が家で録画したTV番組の中で、スタッフに見せたい私が考えていること、共鳴すること、社会の変化や、流行りを知らせたいと思うものを賄のときに観ることがあります。

どこの料理人もそうだと思うけれど、平日は朝から晩まで働いていますし、休日出勤の人だって、休みの日は、ぐったりしているので、外に食べに行ったり勉強に行くことがなかなか難しいので、せめて、TVで取り上げる社会の動きなどはみんなで共有しようと思っているのです。
だから、今回のカンブリアも、そんな意味でスタッフとみんなで観ようと思いました。
なみへいは「地域活性化」が目的の飲食店ですが、飲食店として営業している以上、飲食店としてのプロであらねばならないのです。


その大前提があってこその「地域活性化」なのですよね。

そんなことを思いながら、サービス業のプロとして、なみへいがずっと掲げてきた
「幹事に恥をかかせない」
「絶対に、また来ようと思ってもらえるようなサービスをする」


この2点を徹底してこれからも、コンセプトだけでない、ファン作りをしていきたと思います。



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 ニュープラネット合同会社 代表社員 川野 真理子
全国うまいもの交流サロン なみへい TEL.03-6666-5963  FAX.03-6666-5964
  http://www.namihei5963.com/
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 【シリーズ田園回帰(4) 「交響する都市と農山村 対流型社会が生まれる」
 第9章に寄稿しました! 10人のお話→ http://goo.gl/plUJPw

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