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2017年10月17日 (火)

その後のミルクジャム 邑南町の寺本英仁さんから

先日、食と農の起業塾の寺本英仁さんが講師の時、息子の元基が参加したことから、久しぶりに、寺本さんとやりとりの中、プロフェッショナルで話していたミルクジャムのことになり、以下のようなお願い文が届きました。 私が寺本さんに呼んで頂いて邑南町にお邪魔したときは2010年4月で、こんなに豊かな町が限界集落だときいて、本当に驚いたものです。あの時、寺本さんは牛を1頭買い始めたとおっしゃっていましたが、今10頭になったそうです。プロフェッショナルで話していた、ミルクジャムが商品化ができて、今、フードアクション2017にエントリー、一度食べてみたい1品に投票してくださいというお願いです。ここまでくるには、本当に大変だったろうとテレビをみて思いましたが、根気強く諦めないで頑張ってこられたんだなーと思って感心しています。

寺本さんの許可を得て、お願い文をそのままご紹介しますね。

プロフェショナル
以下、寺本さんからです。
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この商品は僕の町に子供の頃あった日和高原牛乳を復活させたくて、始まったプロジェクトです。
現在は、人口減少にともない、酪農家の数が減り、中販連を通じた大手企業に買い取っていただいていますが、生産地名に日和の文字が消えてしまいました。
このプロジェクトがはじまり、少ない量ですが地元で確保することができ、日和高原の名前が復活しました。
今年中には日和高原牛乳も復活する予定です。
そして、今回のプロジェクトを始めたキッカケは、邑南町と協定している、酔心調理製菓学校でバター不足が続き、製菓の授業ができないことから、校長先生から僕に依頼のあったことからはじまりました。
しかし、バターは牛乳の5パーセントしか使用しないため、95パーセントの牛乳は廃棄している事実を知りました。
ですから、乳量の多い大手酪農家はできますが、人口が450人、乳牛が300頭の日和高原牛乳では到底採算が取れません。
僕がいくらプロフェッショナルで放映された様に規制緩和をやってても、経済原理としてビジネスとして成り立たないのです。
そんな話を、母校の東京農業大学の前橋教授に雑談で話たところ、95パーセント廃棄する部分を低脂肪牛乳として、活用する案をいただきました。
低脂肪牛乳はカルシュームが通常の2倍になり、脂質が0パーセントと肝臓の悪い方でも、甘いものがとれると意外な効果ま発見できました。
しかし、ジャムを作る機会の見積もりが500万と!
町に直ぐに活用できる事業があるわけでもないし、一酪農家にお金を出す理由もありません。
そんなおり、酔心の校長先生がバターを生徒たちに提供していただけるなら、機械を購入すると言っていただけました。
僕たちのプロジェクトは日和高原牛乳の復興と、将来パティシエを目指す学生達にバターを提供するという、一石二鳥の成果を得ることができました。
どおしても、日和高原牛乳を僕は復活させたいのです。
川野さんの広いネットワークの方にご協力いただけたら幸いです。
ちなみに、ぼくはこの日和地域で家族8人で住んで、繁殖牛を山地放牧しています。笑
6年前からですが、今では親牛が10頭になりました。
多くの地域の人や友人に助けられできています!

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フードアクション日本
http://syokuryo.jp/award/voting/index.php

皆様、よろしくお願いいたします。


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        ニュープラネット合同会社 代表社員 川野 真理子
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