全国まちづくりフォーラム 福島県飯館村にて
8月2日から2泊3日で「第17回全国まちづくりフォーラム」に参加してきました。
今年の開催地は福島県飯館村です。飯館村の村長さんを中心に、役場の皆さんが本当に「までい」(「手間暇を惜しまず」「心を込めて」「丁寧に」「慎ましく」 という意味)なおもてなしをしてくださいました。バス4台、100人近くの人たちが一度に訪問するわけですから、準備は本当に大変だったと思います。ありがとうございました。
長谷川ファミリーの美しいソプラノと演奏、管野村長さんの講演、いいたて村食を考える会の皆さんのおいしい郷土料理、相馬野馬追で身に着ける具足の着装や、蔵にしまってある鎧の見学、今は使われなくなってしまった独創的な小学校の案内等々、少しでもたくさんの飯舘村をみてもらおうという気持ちが伝わるスケジュールでした。
村長さんの講演が翌日の新聞に掲載されました。
飯舘村も暑かったですねー。
新しい交流拠点として作られた「いいたて村の道の駅 までい館」で一番特徴的なことは、天井から生花が下がっていて、自動的に肥料や水などが補充されるのだそうです。飯館訪問はこれで3回目ですから、いつ来ても枯れていないで綺麗に咲いているのですごいなーと思います。
大越さんという個人の方が収集された鎧や兜、刀などを見せてもらいました。
蔵の隣にご自宅があるのですが、今はこんなりっぱなお家に住んでいらっしゃらないそうです。平穏な生活と人生が一変してしまったことを改めて考えてしまいました。
大交流会で、実際に鎧兜の着装を披露してくれました。
こちらは村長さんのご自宅にある蔵の中の美術館。
他にも「山津見神社」(狼を祭っている)や「長瀞帰還困難区域」への特別視察を許可して頂いて訪問しました。
山津見神社の写真は前回訪問したときの様子をアップしてあります。
http://kawano-mariko.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-b00884.html
全村避難から8年。まだまだだとしても、管野村長さんの苦悩と覚悟と村人への愛情がなければ、こんなスピードでここまで復興は出来なかっただろうし、日本中からの応援と寄付を頂く理由がしっかりわかる研修ツアーでした。
経済や効率や成果だけでない、見えない心のシェアを忘れずに、まっとうに、までいに、人としてちゃんと生きていかないとなーと思ったことでした。
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