売らせてください! その規格外の野菜
我が故郷、青森県平川市(南津軽)のリンゴ農家三浦藤市(みうらとういち)さんとfacebookのメッセンジャー電話で話をした時のこと。
私「三浦さん、少しずつマルシェの再開が出来るようになってきたので、そろそろ売るもの揃えていこうかと思っているんだけど、三浦さん何か売りたいものない?」
三浦さん「おら、りんご農家だがらりんごしかねばって、友達がピーマン余してしまって、この前持ってきてくれたよ。だけどさ、こちらも頑張って食べてもそうそう食べきれなくていたら、友達が察して引き取りにきたのさ、笑い話みたいだっきゃ」
私「あら、なんでそんなにピーマン余ってるの? そのピーマン、どうなるの?」
三浦さん「規格外だってはねられてしまうのさ。どこが規格外だかわからないほどりっぱなピーマンなんだばってね。結局、畑においてそのまま腐ったりしまうよね」
私「えーっ! もったいない! 日本もこれから食糧難になりそうだというのに、余して腐らしている時じゃないでしょ!」
という訳で、三浦さんのお力を借りて、お友達からピーマンとトマトを集めて送ってもらい、マルシェで販売することにしました。
毎週1回、こちらでもう少し小さくても継続していけるしくみが出来るまで、送り続けてくださることになりました。
ありがとう、三浦さん。
☆先祖代々の土地を守って食べ物を作ってくれている生産者さんたちがいること
☆農業・漁業を継ぐ人が少ない中で頑張ってくださっていること
☆苦労の割に収入が多くないこと
☆自分の意志ではなく天候に左右されること
☆どうせお金を払うなら、応援出来たり感謝の気持ちで食べられる物に使いたい
私たちが、今スーパーで何不自由なく食べ物を買って食べられる元々には、そんな中で頑張ってくれている人たちがいることを、今一度思い出さないといけないと思いました。
感謝の気持ちと共に、食べ物を捨てることなく、喜んで食べてくれる人に市価より安く届け、関わるみんなが喜ぶことをして行きたいと思いました。そんなことを、マルシェで買ってくださる方たちに話していきたいと思います。
マルシェのよさは、よっぱりお客様と会話できることだなーと、この数か月痛感しています。
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